冬は免疫力がカギ! 免疫力を高めるには腸が関係してる!? 前編

冬は免疫力がカギ!免疫力を高めるには腸が関係してる!?<前編>

免疫力を高めるためには、ストレスのコントロール十分な睡眠適度な運動など大切なことがいろいろありますが、中でもカギとなるのが、免疫に深くかかわる腸の健康を保つことといわれます。
腸内細菌に注目し、免疫力アップに役立つ食事や食べ方を毎日の生活を取り入れましょう!
免疫力を高める食べ物=腸が喜ぶ食べ物

●腸が免疫に大切なわけ

免疫とは、細菌やウイルスなどの病原体から私たちの体を守る防御システムをいいます。
病気にかかりにくい人かかりやすい人かかっても軽く済む人重症化する人がいますがこの差を生むのが免疫力です!
免疫システムを担っているのは、白血球を中心とした免疫細胞です。この免疫細胞のおよそ7割は腸に存在することから、腸は人体最大の免疫器官と言われます。
そのため免疫力を高めるには、腸のコンディショニングが欠かせません。
免疫力を高める食べ物とはすなわち「腸が喜ぶ食べ物」といえます!

●多種多様な腸内細菌が免疫力のカギ

私たちの腸には1,000種類以上約100兆個もの腸内細菌が生息しています!
これらの腸内細菌は腸壁のすぐ下にグループごとに群れをつくって密集し、その様子がまるで花畑のように見えることから「腸内フローラ」あるいは「腸内細菌叢」と呼ばれています。
腸内細菌は大きく分けて体にプラスの働きをする「善玉菌」、体にマイナスの影響を及ぼす「悪玉菌」、そのどちらでもない「日和見菌」の3種類があります。
腸が最大限にその働きを発揮するためには、これらの腸内細菌がバランスよく腸内に存在していることが大事です。
悪玉菌が腸内で増えすぎてしまうと、体に有害な物質をつくり出し下痢や便秘、病気などを引き起こします。
日和見菌はその時々で優勢な方の菌に味方するので、腸内環境を常に善玉菌優勢の状態に保つのが大切です。
また、腸内環境の多様性も重要です。多種多様な菌が存在することで細菌が協力して働き、ダメージに負けない力強い腸となります。