いつまでも若くいたい!アンチエイジングの正しい方法<後編>
【美容面】
美容と聞くと女性に向けたものなのかと思いがちですが、男性にとっても大切なことです。
前述のとおり、見た目が若い人はそうでない人に比べ健康で長寿であるという研究結果もあります。
肌は化粧品で「若返らせる」ということは不可能といわれています。
しかし、スキンケアで「今の状態をキープ」することは可能です。
どのような方法で肌の状態を保つことができるのか、アンチエイジングに効果的なスキンケア方法をご紹介します。
<スキンケアの方法>
日々のスキンケアは大切ですが、力を入れすぎたりこすったりと肌に無用な刺激を与えないよう注意してください。
肌にダメージが残ってしまいますので、やさしく行いましょう。
●紫外線対策をする
しみやしわを引き起こすとされる紫外線の対策は、夏だけでなく一年中ケアすることが重要です。
日常的に日焼け止めを使用して対策を行ってください。また、日傘や帽子を組み合わせることもおすすめです。
●保湿する
保湿は、健康的な状態を維持するために欠かせないケアです。
化粧水を使用するときは、大切に中に浸透させていくように心がけましょう。
肌をこすったり、コットンや手で強くパッティングしたりするやり方は、肌の表面を傷つけてしまうかもしれませんので避けた方がよいでしょう。
●マッサージをする
顔の血行が悪くなり老廃物が肌にたまることで、くすんでみえることがあります。
また、目の周りは皮膚が薄く、血行が悪くなるとくまが出てしまうことがあります。
目の周りをじんわりと温めて筋肉をゆるめてあげると血行がよくなります。
さらに、マッサージをすることで老廃物が流れてすっきりするので併せて行うとよりおすすめです。
●頭皮ケアをする
顔の皮膚とつながっている頭皮は、血行不良や代謝不足になると顔のたるみや目の下のくまにも影響を及ぼすことがあります。
血流が滞りやすい頭皮のマッサージを毎日続けることで老化の進行を食い止めましょう。
【手順】
・手順① リラックスして呼吸を整える
・手順② 頭の両サイドをほぐす
>小指を左右のこめかみにあて、5本の指で耳の上を強く押しながら指の位置はそのままで頭皮を動かすように円を描きながらマッサージします。
・手順③ 頭頂部をマッサージ
親指を左右のこめかみにあて、残りの指の腹を使って圧を加えて生え際から後頭部へ滑らすようにマッサージします。
・手順④ リフトアップする
両耳の前に親指を当て、そのほかの指を側頭部に置きます。その状態から親指を耳の上の方へ動かしていくと、少しくぼんだ部分があります。ここをやや強めに押し、指を押し当てたまま斜め上に持ち上げるようにマッサージします。これを2、3回繰り返します。
・手順⑤ 後頭部をほぐす
うなじに親指を置き、そのほかの指の腹で生え際から圧をかけて頭頂部まで移動させながらマッサージします。その後、首の後ろにある天柱や風池というツボを親指で刺激します。
【笑うことがアンチエイジングに!】
アンチエイジングでは、「心」も老化を左右するということを知っておいた方がよいでしょう。
健康や美容に気をつけることも重要ですが、ネガティブな思考やストレスで、口角が下がって老け顔になったり老化の元となる活性酸素を増やしたりと老化につながってしまうこともあります。
ポジティブシンキングすることは、自信をもたらしストレスを緩和し、アンチエイジングに効果があるといわれています。
たとえば、口角を上げ笑顔の表情をつくるだけでも、表情筋を通じて脳が刺激され「楽しい」「幸せ」というポジティブな気持ちになります。
何かつらいことがあり落ち込んでいたとしても、ポジティブにとらえ気持ちを切り替えて笑顔で過ごし、老化の予防につなげましょう。
【アンチエイジングでいつまでも健康な暮らしを】
「老いとは、あらがうものではなく受け入れるものであり、どう付き合っていくかを考えるものだ。」とアンチエイジングを否定する見方もあります。
しかし、年齢を重ねると身体の機能は確実に衰え、日常生活を送ることさえままならなくなることもあります。
そうなると、「老いと付き合う」と考える余裕すら持てなくなってしまう。そんな意見もあるのです。
まだ老いる前から、若々しい心と体を維持するように努めることは、将来の自分にとって大切なことだと思います。
アンチエイジングに必要なことは、日々の簡単な心がけがほとんどです。できることから生活の中にとり入れ、笑顔で健康長寿を目指しましょう。